始まりは、ダジャレだった。
アイデアが「降ってきた」。一昨年6月、青森県特産のホタテの貝殻を加工し、スマホ立てにしてSNSに投稿。その名も「スマホタテ」は全国から注文が入り、400個以上売れた。
青森県八戸市出身。地元の大学でデザインを学び、卒業後、障がいのある人たちが通う就労支援施設の職員に。パソコンの指導や送迎を担っている。
施設では青森のヒバを使ったおもちゃや置物のほか、布製品を作っていた。そこにスマホタテが好評を博し、南部せんべいそっくりのコースター、青森県の形をしたテープカッターなどユニーク雑貨を次々と生み出している。
売り上げは施設利用者の工賃…